経営者が感情を意識した方がいいわけ

「感情をコントロールしたい」と仰る経営者や起業家の方、多いです。まあ、怒り等の感情をそのまま周りの人にぶつけるのは避けた方が良いとは思いますが、感情はやっぱり大切です。

なぜならば、嬉しさや怒り、怖さと言った感情はモチベーションにつながるからです。

「○○になったら、とても嬉しい、ワクワクするから」

「××なってしまったら、怖い、嫌だから」

だから、○○を達成しようとするし、××を避けるよう手立てを打つものです。


企業は色んなことをしなくてはなりません。売上をあげ、適切なコストで運営し、株主や市場に期待される利益をあげるといった業績はもちろんのこと、ガバナンスをきかせ、従業員や顧客の満足度を最大にして、世の中に貢献することなど。

経営者、特に自分がオーナーシップを持たれている方はビジネス面に関しては、「信念」や「想い」を持っている場合が多い、つまり、

「これが世の中にあったらどんなに素晴らしいだろう」

「みんなにこの良さを伝えられたらどんなに良いだろう」

といった「感情」を強く持っているので、ビジネスに関しては動いていきます。

(サラリーマン社長で”社長ゴール”みたいな人は、そんな感情はないかもしれませんけど。そ無事に社長を務められれば良い的な人は株主にも従業員にも顧客にも失礼だから、辞めちまえって思います、笑)


一方、事業そのものではない、従業員の満足度といった側面になると、上げる必要があると考えている経営者は殆どだと思いますが、それは、「企業だったら当たり前にやることだよね」と理屈で行っている場合が多いのではないでしょうか。「従業員が職場でやりがいや幸せを感じてくれたら、こんな嬉しいことはない」と腹から感じていないのかもしれません。人事に「従業員の満足度を上げることは大切だから、そのための施策をとれ」と言ったとしても、経営者自らが、それが実現した時の幸せをイメージを出来てないのなら、アリバイ的にやりましたになってしまうようです。そもそも、心から感じているならば人事に命ずるだけではなく、自ら陣頭指揮を取るでしょうし。

これは一例なんですが、「感情」で判断できてるか、大切なんですよね。


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