新規事業のアイディアの見つけ方

新規事業、会社にとっては重要ですよね。最近新規事業ばやりです。

ベンチャー・キャピタルに居たころほどではないのですが、起業、もしくは企業の新規事業のアイディアを聞く機会、まあまああります。一人で聞く場合もありますが、多くの人と一緒に聞く場合もあります。

そんな時に最近ふと気づいたのが、色んなアイディアが出た時のコメントで「ダメだし」が多いなあということです。具体的なアドバイスを伴ったダメだしもありますが(これはとっても良いと思います)、

「それはアメリカではワークするかもしれないけれど、日本では難しいんじゃないかな」

「自分は欲しいと思わない(これ、割に多いですね。別にあんたをターゲットにしてるわけじゃないよ!と言いたいとこです)」

「女性って年とるとお洒落なんてどうでも良くなるんじゃないの?」

等々。

ダメだしする点は勿論あるんです。アイディアベースで練られてないし、どうやって実現するのかについてもふわっとしていたりするし。でも、事業の最初ってそんなもんです。それを粗を探すと、殆どのアイディアが残らない。しかも、新しい市場を作る場合には、その市場が存在する証拠すらない。カミソリのサブスクリプション・モデルであるDollar Shave Club等、はじめて聞いた時には「そんなの定期購入する人いるの?」と思いましたが、成長しているところを見ると、私の考えは間違っていたし。

「どんな良さがあるんだろう? どんな可能性があるんだろう?」

という視点で見ることが大切なんだろうと思います。起業したり、新規事業を立ち上げるのならば。その上で、”ダメ”っぽい所をクリアする方法がないかも考えるという流れかなと。クリアできそうならば前に進めればいいし。

でも、大きな組織だと自分はダメだししなくても、周りから沢山ネガティブチェックが入っちゃうからダメだしスパイラルに入っちゃうのかな、とも。でも、そんな人材たちは新規事業に携わるのに相応しくないですよね~。

エグゼクティブ・コーチ 和気香子

経営者向けコーチング。 自分らしいキャリアを歩みたい人のためのオンラインサロン。