つぶやき書評「天皇の学校」

日本のエリート教育ってどんなだろう?

少なくとも現在の高偏差値大学における教育はそれにあたらないと思うので、過去のことを知りたくなった。そして、天皇に対する教育はエリート教育の最たるものではと考えて同書を手に取ることにした。

教育内容について事細かに記されているのかと想像していたら、御学問所創設及び運営に深く関わった人たちの背景や人柄、エピソードについての記述が多く、想定外に楽しめるものだった。近代史にあまり興味がないので、名前だけ知っている程度だった乃木将軍、東郷平八郎、山川健次郎、白鳥庫吉、浜尾新の人柄、そして、名前すら知らなかったけれど、この御学問所創設にあたって重要な役割を果たした小笠原長生、そして、帝王学の根幹を成す倫理を教えた杉浦重剛の想い。


科目は仏語、習字、法制経済、美術史、武課、体操、馬術、軍事講和、倫理、歴史、地理、国文、漢文、博物、理化学、数学。


倫理や軍事講和あたりが帝王学ならではなのではないだろうか。軍事講和は今の時代にはそぐわないとして、倫理については今の時代にも通ずるのではないか。


杉浦重剛は、そのなかでも仁愛、一視同仁(だれをも差別せず、すべての人を平等に見て一様に仁愛をほどこすこと)を強調したと言う。帝王とは、エリートとは、かくあるべし、なんだろうなあ。


余談だけれど、この本を読んでて気づいたのは、天皇だけではなく、各藩でも、優秀な子どもにはエリート教育を施していたらしいこと。やっぱり、政策的に実施するものなのだろう。



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