事業が軌道にのる唯一の方法
またまた、釣りっぽいタイトルにしてしまいました(笑)。
私の周りには、何をやるかは決まってないけれど「何か事業をはじめたい」と考えてアイディアを探し中な人も居ます。
「何のビジネスをやるかも決まってないのに、事業をはじめたいって、どういうこと!?」と目くじらを立てる人も居るかもしれませんが、私は別にそれもありだと思います。
今の職場に居場所がなくなったり、今の仕事は何か違うと感じたり、世の中にインパクトを与えたいと考えたり、とにかく起業ってものをしてみたいと思ったり、動機はそれぞれかもしれませんが、「何か変えよう」と一歩前に進もうとしていることは確かで、さらに一歩進んで「何か事業をはじめたい」となったわけです。探しているということは、もう一歩進化してますね。
何をやるか決まってない時は、
「儲かりそうなのはなにか?」
ついつい、この視点で探しちゃうがちです。
でも、これはあんまりおススメできません。と言うか、私が好きじゃないってだけなんですが。理屈もあるんです(笑)。
儲かりそうなビジネスは、論理的に考えていくと行きつきます。分かりやすい例としては、こんなのがあります。
日本は高齢者が増えていく
→ 高齢者関連の市場が大きくなるだろう(なんと、2025年には100兆円超え!
→ 高齢者向けの商品やサービスはどうだ?
→ あるデータによれば、高齢者のニーズの一番は「宅配」だそうだ
→ 宅配周りで何かできないか考えよう!
誰でも考えつきますね。他の人も、当然、大手企業も考えついているわけです。多くの人がそのマーケットを狙ってきます。有望かもしれないけれど、競争が激しいレッド・オーシャンになります。豊富なリソースを持つ大手の方が有利です。
私がいいなと共感するのは、やはり”自分の心”から出てきているアイディアです。
「自らの経験から、この商品やサービスが絶対必要だと実感した」(今思いついたのは、フリクションペン。企業ですが)
「絶対に、これで世の中をより良く変えるんだ!」(代表例はやっぱりジョブスかなあ)
そして、誰も賛同してくれなくてもやるんだと思い込めるものです。
事業を立ち上げていくのは、課題やトラブルが沢山起こります。計画通りに売上や利益が出ることも少ないです。「儲かるだろう」という動機でスタートすると、「思ったより儲からないし、大変だ」と感じた瞬間に、その動機が消滅しちゃいますね。続ける気力がなくなります。
”自分の心”から出てきて、強い思いこみがある場合には、「やめる」ことが選択肢に入りにくいので、困難があっても試行錯誤して続けちゃいます。
始めて、続ける
これが、事業が軌道に乗る唯一の方法なんです。
自分の心に響くものを探してくださいね。
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