起業家人格を育てる

前回のブログ記事を読んでくださった01 Boosterの合田さんが、更に分かりやすい記事を書いてくださりました。図も作られて、流石です!!!

前回の記事を読んだ方から「分かってるけど、難しい」というコメントを頂きました。そして、同じような言葉は、実際にお会いする経営者から聞くことも良くあります。スタートアップやベンチャー企業の経営者は、一人何役もこなされるので、時間は幾らあっても足りないでしょうし、常に後回しに出来ない仕事が目の前にあります。だから、今、目の前に迫ってこない、上位概念を後回しにしてしまうのも心情的には分かります。

しかし、ここは、心を鬼にして言いたいです。

「どんなに忙しくても、やってる人はやってる。起業しようとしているくせに、甘えんな!!!」

どうやって?

簡単です。そのための時間を作って、死守するだけです(笑)。例えば、コーチングのセッションの時間を上位概念を考えるためのブレストに充てたり、チームでディスカッションする時間を取ったり、合宿したり。日時を設定して自分を追い込むわけですね。


合田さんが「成功する人たちの起業塾 はじめの一歩を踏み出そう」という本を紹介されてたので読んでみました。文章が平易で読みやすかったです。なかで一つ、とても印象に残った考えがありました。事業を立ち上げようとする人はみんな三重人格者であるというものです。三つの人格とは、「起業家」、「マネージャー(管理者)」、「職人」。どの人格も主役にやりたくてうずうずしている。

上位概念を考えるためには、マネージャーや職人ではなく、「起業家」に出てきてもらう必要がありますね。この考えの素敵なところは、皆が三つの人格を持ち合わせているという点です。「自分の性格は事業を起こすのに向いてない」と諦めずに済んで、自分の中の「起業家」を育てて強めていけばいいってことですよね。

自分のなかで、今、どの人格が優位に立っているのか現状把握して、「起業家」を呼び出すためには、どうしたらいいかを考えてみてもいいかもしれません。

エグゼクティブ・コーチ 和気香子

経営者向けコーチング。 自分らしいキャリアを歩みたい人のためのオンラインサロン。