経営における判断基準=軸

3月終わり頃から、風邪で体調もすぐれなく、ついでにやる気も下がってたので、投稿もご無沙汰してしまいました。

経営においても人生においても、「軸」の大切さは強調してもしきれないほどだと実感してます。「軸」は意思決定をするための基準だと私は捉えてます。

身体を使った動きでも軸は大切ですよね? 写真のようなポーズができるのも、軸がしっかりしているからです。


ところが、やっかいなことに、情報が十分に整っている状況で意思決定が出来る時は少ないです。また、ある選択をすることで、全ての人がハッピーになることも多くありません。あっちを立てれば、こっちが立たず、と言った感じです。

大抵は複数の選択肢のなかで迷います。だからこそ、迷った時に何を基準に判断すればいいかを決めておくことが大切なんです。

個人の場合、最終的には直感に従えばいいのだと考えてますが、その直感はヤマ勘とは異なり、過去の経験や知識、そして、自分の大切にしている軸に合っているかどうかを確認した上の総合的・瞬間的判断です。その瞬間に言語化されてないだけです。そして、直感で決められる人は軸をしっかり持ってます。個人の場合は「自分軸」と表現します。「他人軸」、つまり、他の人がどう思うかではなく、自分がどう思うか、感じるかを軸にしてれば大丈夫です。

企業の場合は、ミッションやビジョン、行動理念等でしょう。以前にも書きましたが、これらの重要性について疑う経営者は居ないと思います。一方で、それらを考えて、決めて、社員とも共有して共通の認識を持つための行動を、日々のオペレーションの忙しさを言い訳にして、行ってない方が多いと思います。

例えば、

「自分の仕事にかける時間の何%をミッション、ビジョン、行動理念を作り、共有するためにかけたいと思いますか?」

こう質問したら、20~30%位と答える経営者が多いのではないかと想像します。

そして、次に、

「では、今、自分の時間の何%を使ってますか?」

と尋ねると、5~10%位と答えるでしょう。もしくは、0%とか。

企業規模が小さいうちに明確にして、社員で共通認識を持っておけば、規模が大きくなっていった時にも最初に共通認識を持ってくれた社員の人達が伝道師になってくれて楽です。早めに固めてしまいましょう(^_^)

おススメは、強制的に考える時間、共有する時間を決めてしまうことでしょうか。

私はコーチなので、コーチを相手に考える時間をとることもおススメしてしまいますが、右腕のような人が居たら、その方を相手に考えるのもいいかもしれません。一人で考える時間も必要ですが、口に出して誰かに話しながらだと、考えが昇華するように感じます。










エグゼクティブ・コーチ 和気香子

経営者向けコーチング。 自分らしいキャリアを歩みたい人のためのオンラインサロン。